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花の擬人化を扱った創作企画用ブログ
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霧雨様より反転小説



「ふー!遊びに行ってくるね!」
「うん。気を付けて。夕飯は藤さんとヘビイチゴくんが来るから遅れないで」
「はあい!」
元気な返事を見送って、今日の仕込みを進める。
今日は魚料理と野菜のなます。朝顔さんも朝においしいって言ってくれた。
「……ん、これでよし、と」
朝顔さんは今日は散歩、藤さんとヘビイチゴくんは遠征で、ひまわりちゃんは、たしか、彼岸花さんとお出かけだったはずだ。
……彼岸花さんとひまわりちゃんが、仲良くしてるのは嬉しいと思う。とてもとても、嬉しい。
けど、少しだけ寂しいと思ってしまうのは、大切に成長を見守ってきた妹だからだろうか。
「………なんか……ちょっと、いらっと、くる?」
「なんじゃ、ふく。困ったような顔をしておるの」
「いらっしゃい、瓢箪さん」
引き戸を開ける音と共にかけられた声に微笑んで、入ってきた女性を迎える。
今日は少女の気分らしい。
「ひまわりがご機嫌に出かけて行ったが、それかえ?」
「……はい。仲良くするのはいいことだと思うんですけど…」
苦笑で返しながら、大根とにんじんのなますを出す。
「今日は魚料理です。西京漬けと塩焼きと照り焼き、どれがいいですか?」
「いや、甘いものがいい」
「わかりました」
微笑んで玉露のお茶とお饅頭を作り始める。
作ると言っても蒸すだけだ。
「それで?ひまわりが彼岸花と仲良くするのが気に入らんようじゃが」
「気に入らないわけじゃないんですよ。ただ、少しだけ、さらっと神経撫で上げられるような気分になるんです」
「気に入らんのじゃないか」
くつくつと笑われて少しだけむっとする。
確かに気に入らないのかもしれないけど、でも祝福すべきことだし、なによりひまわりちゃんが楽しくてうれしくて幸せなら、それで良いとも思う。
「ふくの感じている感情を言葉にするのなら、こうじゃな。『娘が嫁に行く気分』」
「ひまわりちゃんは娘じゃないですよ?」
「みつけたのもふくで、育ててきたのもふくなんじゃろ?」
「そう、ですけど……」
でも、朝顔さんも協力してくれたし、藤さんも時々はひまわりちゃんを構ってくれている。
「一番関わっておって、なおかつ唯一の年下なんじゃから、そうなるのも無理はない」
くすりと笑った瓢箪さんの顔に、どきりとする。
「普通の感情じゃ。怖がる必要はない」
「…………なんで大人になってるんですか」
「なに、可愛らしく悩んでいる少年を救うのは大人の女性と決まっとるであろ?」
「子供に戻らないとお饅頭出しませんよ」
手を伸ばす瓢箪さんから逃げるようにお饅頭の様子を見ながら言ってみると素直に子供に戻ってくれていた。
………こういうところは可愛いんだけどなぁ…




普段みられないようなふーちゃんの姿が見られて楽しかったです!ふくひょう!((w´ω`w))
余裕のあるふーくんかっこいいと思います!!(゚▽゚*)
可愛らしく瓢箪も絡ませてくださってありがとうございます!

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